レガシーシステム再構築の選択肢の一つ『マイグレーション』に関するセミナーや展示会などシステムズのイベントをご案内。

「システムズ　レガシーマイグレーションセミナー」を開催

〜 コスト削減効果とレガシー資産の老朽化対策、システム再構築を確実に実現するには？ 〜

システムズは、11月21日(水)に東京・品川区のTKP品川カンファレンスセンターで、「システムズ　レガシーマイグレーションセミナー」を開催しました。今回は、いつもの当社セミナールームから広い会場に移しましたが、予想を上回るたくさんの受講者に参加いただき、盛況裡に終了いたしました。改めてお礼申し上げます。

システムズのマイグレーションセミナーでは、最新の動向を捉えながら、マイグレーションのメリットや手法・技術、プロジェクト推進、リスク管理と品質確保、適用事例など、さまざまな側面から分かりやすく解説しています。今回は3つのセッションを用意し、それぞれ皆様に興味深いテーマでシステム再構築のあり方を提案させていただきました。

最初のセッションを担当した当社の中本周志は、システムズの概要、マイグレーションとは何か、について紹介した後、コストの視点からのレガシーシステムの課題と解決のための方法論、移行費用の考え方、マイグレーションを進める際のエンドユーザとSIベンダ、システムズそれぞれの役割、さらには、事前調査/分析、プロセス標準、変換手法の最適化の3つのマイグレーションの基本コンセプトを解説しました。この後、棚卸・分析デモを交えた資産棚卸の重要性や、変換手段最適化のためのパターン分析(特許技術)などに触れ、最後にツール変換、現行保証、運用管理などさまざまな視点からマイグレーションの落とし穴について解説し、最初のセッションを終えました。

続いてのセッションでは、マイグレーション推進グループリーダーの山田浩行から、「マイグレーションで見直すべき運用の課題と変更点」について解説しました。まず運用見直しが必要となる機能を紹介したあと、運用変更点として、帳票ツール、バックアップ自動化、処理の集約による運用要員の最適化などを挙げ、運用見直しの課題として、最新の運用は資料化されていない場合が多い、マイグレーション中はユーザ側も計画外の見直し時間の確保はできない、といった実情に触れました。最後に、システムズの運用業務改善サービスとして、運用業務の視える化支援、視える化後の運用実践・改善実践を概説し、大手食品本部システムでの事例も紹介しました。

最後に、当社のプロジェクトマネージャーである高尾勇次が、マイグレーションの現場で起きている課題やマイグレーションの適用事例の紹介を行いました。今回メインで取り上げたのは、ERP導入時の部分マイグレーション適用事例(パッケージとの差異機能だけをマイグレーションし、コストダウンと性能向上を実現)、レガシー化した異言語資産移行事例(NATURALからの脱却)、オンプレミスからクラウド/仮想化への移行事例(自治体クラウド実証事業)の3つで、それぞれ課題と対応策、導入効果について解説しました。最後に、上流工程での移行性検証、移行先での比較検証テスト、マイグレーションプロジェクトを成功させるためのプロジェクト管理の重要性を強調して、講演を終了しました。

セミナー終了後は、講演者に積極的な個別質問をする光景も見られ、マイグレーションへの関心の高さを窺わせました。システムズでは、マイグレーションの最新動向や事例を取り上げた無料セミナーを定期的に開催しています。ご興味のある方はぜひ次の機会にご参加ください。

会場には多くの受講者が参加、熱気に溢れたセミナーとなった

最初のセッションを担当した 当社の中本周志		山田浩行は、マイグレーション後の 運用管理・再設計アプローチを解説		最新のマイグレーション事例を紹介した 高尾勇次