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セミナーレポート

“レガシー資産の可視化”に関するセミナーに大きな注目集まる

ITpro Special 「ITモダナイゼーションSummit2016」レビュー記事はこちら
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「ITモダナイゼーションSummit 2016」
でのセミナー、盛況裡に終了

 ITモダナイゼーションSummit2016講演会場風景

システムズは、2016年4月26日(火)に東京コンベンションホール(中央区京橋)で開催された「ITモダナイゼーションSummit 2016」 (主催 : 日経BPイノベーションICT研究所)に参加、モダナイゼーションの事例紹介とデモを交えた講演のほか、ブース展示も行いました。

本イベントは、老朽化した既存システムを現行の機能をそのままに効率的に刷新し近代化させる「ITモダナイゼーション」をテーマに、その手法や実現のための製品・技術・サービスを紹介するものです。当日は、「リラーン」「リドキュメント」「リファクター」(準備的モダナイゼーション)、「リホスト」「リインターフェース」「ラッピング」「リライト」(中核的モダナイゼーション)、「リプレース」「リビルド」(再構築的モダナイゼーション)といったITモダナイゼーションの手法別にさまざまな講演が行われました。

当社は、本イベントに協賛し、COBOLコンソーシアムトラックで「レガシー資産の『可視化』から始める現実的モダナイゼーション 〜『リドキュメント』『リファクター』『リライト』を事例とデモで解説〜」と題したセミナーを行いました。

セッションへの長蛇の列
当社のセミナーには
早くから長い列ができた

当社のセッションには開始20分前から長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで、会場を埋め尽くした多くの受講者の熱気に包まれる中、当社の中本周志による講演がスタートしました。システムズが「リライト」によるモダナイゼーションにフォーカスした企業であることを紹介した後、「おかげさまで、当社は現在、ITモダナイゼーションの案件を多く頂戴している。しかし、いきなりリライトの依頼があるわけではない。現行システムの実態が把握できない限り、どのようにシステムをモダナイズしていくかは決められない」と、準備的モダナイゼーションであるリドキュメントやリファクターなどに着目し、その上でリライト、リホストなどの手法を検討していくことの重要性を強調し、本題に入りました。

中本周志
講演を担当した当社の中本周志

レガシーシステムでは、高齢化や退職などにより現行システムを理解できる要員が限られていること、長年に渡る機能追加、改善要求でシステムのブラックボックス化/スパゲッティ化が進んでいること、システム継承のためのドキュメントが整備されていないこと、といった企業の課題が深刻化しています。本セミナーでは、システム資産可視化の機能とは、「資産棚卸」「日本語データディクショナリー整備」「プログラムの整構造化」「ドキュメント作成」であり、これにより現行システム資産の実態の見える化が実現でき、保守コストの削減に繋がるのはもちろん、今のシステム環境を継続するのか、マイグレーションを行うのか、あるいは全面再構築か、といった方向性も決定できることになります。可視化の各機能に対し、システムズはどのような作業を提供するのかにも触れたあと、それぞれの概要について解説しました。ドキュメント作成、再整備については、11のドキュメントを対象としており、JOB構成図などのサンプルドキュメントも紹介しました。

続いて、中核的モダナイゼーション「リライト」の概要紹介に移り、移行先に同じ開発環境がなくても4GL→COBOL、COBOL→Java、アセンブラ→Cなどに移行できるリライト手法のメリットや、最近はクラウドへの移行が増加している、といったキーポイントを紹介しました。COBOL to Javaの変換デモは、受講者も熱心に見入る光景が見られました。最後に、クラウドやOSS活用など、最新のモダナイゼーション事例を4例紹介し、大盛況の中で講演を終了しました。

一方、会場では、協賛企業がブース出展し、当社もパネルと資料、カタログの展示を行って、来場者からのご質問などに対応させていただきました。

 ITモダナイゼーションSummit2016講演会場風景 COBOL to Javaの変換ツールによるデモ
事前登録は定員大幅オーバーのため早々に受付終了。
会場も満席となった。
COBOL to Javaの変換ツールによるデモ
質問コーナー システムズブース システムズブース
終了後は、講師への質問コーナーも用意された ブースでは、パネルや資料でシステム資産可視化サービスなどを紹介

なお、終了後の来場者アンケートでは、当社の講演に下記のような高い評価を頂戴しました。
(日経BP社 ITモダナイゼーションSummit 2016アンケート結果より)

ITモダナイゼーションSummit 2016アンケート結果

システムズでは、今回取り上げたシステム資産の可視化やリライト手法など、ITモダナイゼーションのキーとなる話題に関し、より詳しく、また実例を紹介するセミナーを定期的に開催しています。当社のホームページをご覧の上、ぜひお気軽にご参加ください。

開催概要


会 期 2016 年 4 月 26 日(火) 10:30〜17:20(10:00開場)
会 場 東京コンベンションホール(中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン5F)
主 催 日経BPイノベーションICT研究所
協 力 日経SYSTEMS,日経ソフトウエア,ITpro,ITpro Active
協力団体 COBOLコンソーシアム
協 賛 シーイーシー,CSCジャパン,第一コンピュータリソース,日立製作所,情報技術開発/日本ティーマックスソフト,コベルコシステム,マイクロフォーカス,日本IBM,ニッセイ情報テクノロジー/日本ティーマックスソフト,システムズ,東京システムハウス,ほか
受講料 無料(事前登録制)

システムズ講演概要


プログラムNo A-5
時 間 14:50〜15:30
会 場 A会場
演 題

レガシー資産の『可視化』から始める現実的モダナイゼーション
〜 『リドキュメント』『リファクター』『リライト』を事例とデモで解説 〜

講演者:システムズ マイグレーション事業本部 企画推進部 担当部長 中本 周志

 

■セミナーに関するお問い合わせ
株式会社システムズ 開発事業本部 (システムズのホームページはこちら→)
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