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セミナーレポート
「ITpro EXPO 2016」に出展クラウド時代のモダナイゼーション成功ポイントをブースとセミナーで紹介システムズは、10月19日(水)〜21日(金)に東京ビッグサイトにて開催された日経BP社主催イベント「ITpro EXPO 2016」に出展し、講演やデモ展示を行いました。 300社を超えるITソリューションの展示や、3日間におよび開催されるさまざまなイベントやセミナーなど、先進テクノロジーの最先端を知る一大イベントに多くの企業関係者が訪れ、会場内は熱気に包まれていました。 当社ブースではオフコンからオープンレガシーまでの豊富なマイグレーション事例の紹介や、マイグレーションに伴う各種資料を閲覧できるスペースを設け、多くの方に足をお運びいただきました。スタッフも常駐し、レガシーシステム刷新の相談などをはじめとした、企業ニーズに合わせた相談に個別で対応させていただきました。 ブースにはおかげさまで連日、多くの来場者にお立ち寄りいただき、資料はもとより、当社の経験とノウハウの詰まった変換ツールのデモにも注目が集まりました。この変換ツールはメディアも注目し、「ITpro EXPO 2016速報」でもその詳細がレポートされました。
来場者の質問に答えるシステムズスタッフ 最終日である21日には13:00から展示会場内の特設セミナールームでセミナーを実施しました。『クラウド時代のモダナイゼーションの切り札!可視化とリライトでレガシー刷新のススメ』という演題で講演を行い、最新モダナイゼーション事例を「可視化」と「リライト」という2つのキーワードをテーマに展開しました。 セミナーを担当した マイグレーション事業本部 担当部長 中本周志 登壇した当社マイグレーション事業本部 担当部長 中本周志が、まずシステムズの会社概要を紹介。「当社は幅広くマイグレーション事業を行っているが、特に得意としているジャンルが、ツールを使ってプログラムを新しいプラットフォームにマッチさせるマイグレーションだ。その背景として、リーマンショック以降、投資コストをかけられずなるべく昔のプログラムを活かしたいというニーズが増えていることが要因のひとつにある。そういったノウハウを蓄積し、リライト型のマイグレーションで多くの実績を残している」と語り、一方で、ここに至る前の前段階として、レガシー資産を可視化するマイグレーションを核にした「再構築支援ビジネス」へのニーズも年々高まっていることも紹介しました。 また、今回のテーマでもあるクラウドとマイグレーションとの関わりについて触れ、クラウドが安定的に供給されている今日において、マイグレーションの移行先としてクラウド基盤を検討する際のメリットを説明。インフラの導入から増減までの容易さ、コスト面の柔軟さ、インフラ管理の手離れなど3つのポイントを具体的な事例なども含めながら紹介しました。 次に、クラウド導入をスムーズに移行する必須工程として、準備的モダナイゼーション(可視化)を解説しました。長年運用はできているものの塩漬け化されてしまったシステムをそのままマイグレーションするのではなく、まず、リドキュメント(ソースの明確化)やリファクター(ソースコード解析)などでプログラムの「可視化」を行い、情報を精査することを「資産棚卸」、「プログラムの整構造化」、「ドキュメント作成」などの機能にも触れながら説明しました。次に、中核的モダナイゼーションの手法として、システムズが得意とするリライト型のモダナイゼーションワークフローを概説しました。実際にどのようなリライト作業を行うのか、COBOLからJAVAへの変換デモンストレーション動画で詳しく解説した場面では、熱心にメモをとる受講者も多く見受けられました。 さらに、異言語マイグレーションの事例として、ホストコンピューターからクラウドへ移行した様々な大手企業のケースを紹介し、「レガシーシステム可視化」アプローチをより具体的に解説しました。 最後に、メインフレームを撤廃する場合、費用や作業量よりも経営者への説得が一番大変な場合も多く、まずは目的とそれに伴うリスクを把握することがマイグレーションを行う際の一番の肝であると語り、40分のセミナーは幕を閉じました。 セミナー終了後にはシステムズブースにて、受講者の方からの質問や相談に応対させていただきました。ご来場いただいた皆様、そして当社のブースに足をお運びいただいた皆様には、改めてお礼申し上げます。今回のようなイベントだけでなく、当本社でも定期的にマイグレーションのノウハウをご説明する無料セミナーを開催していますので、レガシーシステムのクラウド移行に関心のある企業の方々はぜひお気軽にご参加ください。
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開催概要
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