■マイグレーションセミナー・イベントTOP > 2017年開催のセミナー・出展イベント > ITmedia エンタープライズ ソリューションセミナー
セミナーレポート
「ITmedia エンタープライズ ソリューションセミナー」で講演〜 クラウドファーストを加速!最新モダナイゼーション事例と手法を解説 〜システムズは、3月15日(水)に東京・千代田区のアキバプラザで開催された「ITmedia エンタープライズ ソリューションセミナー」(主催:ITmedia エンタープライズ編集部)に参加しました。小雨降るあいにくのお天気の中ではありましたが、多くの皆様に足をお運びいただき、盛況裡に終了することができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 多くの受講者で熱気に包まれる会場 加速度的にデジタル化が進む今日において、企業の古くなったシステムはビジネスにおけるウィークポイントといっても過言ではありません。運用コストの増大や競争力の低下とも直結するレガシーシステムをいかに効率よく刷新していくのか。企業の抱える大きな課題に応える当セミナーは、オリバーワイマングループ株式会社セレント部門アジア金融サービスプラクティス シニア・アナリスト柳川 英一郎氏の基調講演をはじめ、さまざまな協賛企業が参加し講演を行いました。当社も協賛企業の1社として「クラウドファーストを加速!最新モダナイゼーション事例と手法を解説」というテーマでセッションを行いました。 マイグレーション事業本部 企画推進部 部長 中本周志 講演担当者であるマイグレーション事業本部 企画推進部 部長の中本周志はまず、レガシーマイグレーションに関して約20年の実績がある当社のマイグレーション事業の経緯を説明しました。「2000年問題以降のムーブメントとなっているWindowsレガシー問題に関しては、当社でも2005年くらいからお客様の問い合わせが増え始め、ホスト系に加えオープンレガシーもビジネスとして10年の実績を持つようになった。そんな当社の強みはプログラムのソースコードを書き換えて新しい環境にマッチさせるリライトという手法。1995年から続いているマイグレーションノウハウを蓄積していった結果、この手法が主流となっている」と語りホストレガシー、オープンレガシーそれぞれのマイグレーションパターン例を説明しました。 モダナイゼーション取組変遷 次に塩漬けとなってしまったシステムとはどういったものか具体例などを交えながら解説し、ITモダナイゼーション9つの手法の中の1つであるリライトを例に、準備的モダナイゼーション、リライト、疎通テスト、比較検証までを一気通貫で行う当社のリライトノウハウを加味したロードマップを紹介しました。 ITモダナイゼーション9つの手法 さらに昨今のトレンドとしても上がっており、今回のセッションテーマでもあるクラウド基盤をテーマに講演が展開しました。「従来のモダナイゼーションでは一台のメインフレームを一台のオンプレミス型のWindowsサーバーなどの単体に移していく流れだったが、最近では統合型のモダナイゼーションが多くなりクラウド基盤へのニーズが高まっているように感じる。クラウドのメリットはインフラ導入や増減が容易、コスト面の柔軟さ、インフラ管理の手離れの良さなどもあり、今は移行先にクラウド基盤を選択するケースが増えてきている」と語りました。 また、リライト手法を使ったホスト系モダナイゼーションの解説では、実際の変換仕様書の流れや、COBOLからJAVAへの変換ツールデモンストレーションなどの説明を交えた普段なかなか見ることのできない内容に、熱心にメモをとる参加者も多数見られました。 次に、今日の講演のポイントとも言えるオープンレガシーモダイナゼーションの現状について中本は、「Windowsサーバー2003サポート終了が2016年7月14日。2017年の4月にはVistaのサポートも終了するため、開発が終わっているVB6.0や.NETに大きな影響が出てくる。特にVB6.0がインストールできる環境はXPかVistaのみなので、サポートが終了するとバージョンアップの必要性が出てくるが、単純にマイクロソフトのアップグレードウィザードでバージョンアップするだけではエラーメッセージが膨大に表示されるなどといったさまざまな問題が発生してしまうため注意が必要だ」と警鐘を鳴らした上で、マイクロソフトのアップグレードウィザードを経た後のデータを、当社のVB変換ツールで変換していく様をデモンストレーション方式で説明しました。 当社VB変換ツールデモ 最後にVBのモダナイゼーション事例について、前述したマイクロソフトのアップグレードウィザードで発生する膨大なエラーメッセージの表示数などと合わせて紹介し、しっかりとした体制でバージョンアップをする重要性、そして、お客様自身がどんな課題を持っていて、どのような方法が最適なのかをしっかりと検証していくことの大切さについて語り、セッションが終了しました。 システムズでは、より詳しい解説や多くの実例を紹介するセミナーを随時開催しています。レガシーシステムのモダナイゼーションに関心をお持ちの方々は、ぜひお気軽にご参加ください。 |
システムズ講演概要
時 間 |
14:00〜14:40 |
演 題 |
「クラウドファーストを加速!最新モダナイゼーション事例と手法を解説」 老朽化とブラックボックス化が進み、手をつけ難い既存システムを刷新再生する方策として注目されているITモダナイゼーション。本セッションでは、レガシー化した既存システムを蘇らせるためにクラウドファーストの浸透で進む基幹システムのクラウド基盤への移行の事例や、移行手法「リライト」を変換デモを交え解説。 株式会社システムズ |
開催概要
名 称 |
ITmedia エンタープライズ ソリューションセミナー |
日 時 |
2017年3月15日(水) 13:00〜17:15(受付 12:30〜) |
場 所 |
富士ソフトアキバプラザ 6F セミナールーム1 |
主 催 |
アイティメディア株式会社 ITmedia エンタープライズ編集部 |
協 賛 |
株式会社システムズ/株式会社日立公共システム/株式会社ソフトロード |
定 員 |
80名 |
受講料 |
無料(事前登録制) |
■セミナーに関するお問い合わせ
株式会社システムズ 開発事業本部 (システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)