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セミナーレポート
「ITpro EXPO 2017」に出展クラウドを活用したITモダナイゼーションをセミナーとブースで紹介システムズは、10月11日(水)〜13日(金)に東京ビッグサイトにて開催された日経BP社主催イベント「ITpro EXPO 2017」に出展し講演やデモ展示を行いました。 IoTやAI(人工知能)をはじめとする先進のデジタルテクノロジーによってビジネスのありかたや社会の構造が変化する中、デジタルイノベーションの最先端を学ぶべく、多くの企業関係者が訪れた3日間。当社のブースでも変換ツールによるデモや各種資料の展示を行うとともに、「システム総合診断で準備的モダナイゼーションを実践」、「VBアプリ資産の「.NET」化移行 Windowsレガシーモダナイゼーション」といった2つのショートステージを毎日実施し、多くの方に足をお運びいただきました。
最終日である13日には13:00から展示会場内の特設セミナールームで『「もうこれ以上待てない」企業のためのITモダナイゼーション“クラウド活用編”』という演題で講演を行いました。 ほぼ満席の会場。補助席にも沢山の人が セミナーを担当した 事業推進室 部長 中本周志 登壇した当社事業推進室 部長 中本周志は、マイグレーションの今を知るためのキーワードとして、日本におけるテクノロジーハイプサイクルを発表したガートナーのプレスリリースに「レガシーマイグレーション」が初めて取り上げられたことを紹介しました。レガシーシステムのマイグレーション化の必要性は、今までは老朽化やサポート切れなどが主でしたが、AIやIoTなど最新のテクノロジー技術を導入するためにも避けて通れない事例となっているのです。 次に、中本はシステムズの基本的なモダナイゼーションノウハウを説明しました。「実際にモダナイゼーションを行う上では9つの方法がありシステムズはそれら手法の中でもリライト型のプログラム書き換えを主としているベンダーである。モダナイゼーションは一般的なシステム開発とは異なり、今実際に動いているものを稼働しながら修正していくという2本立てのプロジェクトで、情報システム担当者様にとっても負担の高い案件だ。その中で当社は「棚卸し」と呼ばれる資産の確定作業を行い、データ移行のための変換仕様設計後リライトをかけ、その後比較検証テストをはじめとしたテストを行う。これがリライト型モダナイゼーションの基本の流れである」と一連の工程を話し、それを踏まえた上で、本講演のテーマでもあるクラウド活用モダナイゼーションの重要性について語りました。 さらに老朽化システムをモダナイゼーションする上で、なぜリライト型なのか、どんな場合がリライト型に向いているのかを、「システムのブラックボックス化への不安」や「既存資産を温存したい」といった、さまざまなクライアントニーズを軸に説明しました。また、実際にどのような手法でリライト作業を行うのかを、メインフレームのCOBOLからオープン環境用のJAVAへの変換を例に、デモンストレーション動画や実際の変換仕様書などを交えて詳しく解説し、具体的な例として当社の最新クラウドモダナイゼーション事例もいくつか紹介しました。 COBOL to JAVAの変換デモ 最後に、今回の講演のもう一つのポイントでもある「モダナイゼーションの正しい取り組み方」について語りました。「目的とそれに伴うリスクを把握することが大事だ。モダナイゼーションを行うにあたり、リホスト、リライト、リビルドなどさまざまな手法の中でどれが最適なのかしっかり検討する必要性、ツール変換は100%正しいわけではないなど、モダナイゼーションにまつわる落とし穴を知ること、モダナイゼーションの専任体制があるのか、上層部の理解はあるのかなどクライアント側の体制を整えること、これらを意識することがモダナイゼーション成功の秘訣である」と、その重要性を語り40分のセミナーは幕を閉じました。 セミナー終了後にはシステムズブースにて、受講者の方からの質問や相談に応対させていただきました。ご来場いただいた皆様、そして当社のブースに足をお運びいただいた皆様には、改めてお礼申し上げます。今回のようなイベントだけでなく、当社のセミナールームでも定期的にマイグレーションのノウハウをご説明する無料セミナーを開催していますので、レガシーシステムの再構築やクラウド移行などに関心のある企業の方々はぜひお気軽にご参加ください。
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開催概要
名 称 |
ITpro EXPO 2017 |
会 期 |
2017年10月11日(水)〜13日(金) 10:00〜17:30 |
会 場 |
東京ビッグサイト 東4-6ホール |
主 催 |
日経BP社 |
入場料 |
3,000円(消費税込、事前登録者は無料) |
併 催 |
Cloud Days 2017/Security 2017/IoT Japan 2017/FACTORY 2017/デジタルヘルスDAYS 2017/FinTech 2017/ビジネスAI 2017/ビジネスVR 2017/デジタルマーケティング 2017/働き方改革 2017 |
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