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セミナーレポート
「関西デジタルイノベーション2019」に出展DX推進を阻害する2025年の崖とサポート終了を迎えるWin7/Win2008問題をテーマに、モダナイゼーションによる解決を展示とセミナーで提案 来場者で賑わうシステムズ 展示ブースの様子 マイグレーションプロバイダのシステムズは、5月30日(木)~31日(金)の2日間、大阪・梅田のグランフロント大阪 ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターで開催された、ICTによるデジタル変革をテーマにした大型イベント「関西デジタルイノベーション2019」(主催 : 日経BP)に出展しました。 2019年から始まったイベントで、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)、ブロックチェーン、セキュリティといったデジタル変革の中核技術に加え、働き方改革やセールス、製造業といった領域で起こっているテクノロジーによる変化を一望できます。 当社は、日経BP主催のICTをテーマにした大型イベントの東京開催には複数の出展実績がありますが、今回の大阪開催のICT大型イベントへは初出展となります。今回の出展ではブース展示と協賛社セミナーによる訴求力の向上を図り、いよいよ2020年のWindows7やWindows Server 2008のサポート終了が迫る中で、老朽化が進む「VB6.0(Visual Basic6.0)」で開発されたアプリ資産を変換して新OS上に移行する「VBマイグレーション(モダナイゼーション)」と、昨年 経済産業省が公開したDXレポートから話題の「2025年の崖」の克服の2つのテーマにフォーカス。展示ブースでは、「VB6.0」から「.NET」への変換ツールのデモや変換仕様書等の各種資料をご覧いただきながら、ITモダナイゼーションによるVBアプリの移行活用や、DX推進を阻害するレガシーシステムのブラックボックス化の解消を実現する「IT総合診断による可視化」などに関するさまざまなご質問・ご相談に対応させていただきました。
VBマイグレーションのポイントを
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2日目には展示場内セミナー会場 Kで講演を行った |
また、5月31日(金) 16:00からは、展示場内セミナー会場で、「Win7/Win2008サポート終了直前対策!VBマイグレーションを徹底解説」と題したセミナーを開催しました。2020年1月のWindows7とWindowsServer2008R2 OSの延長サポート終了により、旧来のVB6.0で開発されたアプリ資産の稼働環境は、セキュリティリスクやサードパーティ製品との連携リスクが顕在化しますます厳しい状況に追い込まれます。マイクロソフト社のサポート終了があと半年と迫る中、多くの企業が関心を持つ旬の話題ということもあって、100名定員がほぼ満席となる事前登録を頂戴し、会場はたくさんの聴講者の熱気に包まれました。
多くの参加者が会場を埋めつくした
セミナーを担当した当社のプロマネ
板倉利幸
登壇した当社の開発事業本部のプロジェクトマネージャーである板倉利幸は、冒頭、システムズのモダナイゼーションの変遷を概説、汎用機からのモダナイゼーションを主としていた当社が2005年あたりから「レガシーWindowsを最新OSに移行したい」という問い合わせが出始めた経緯を説明しました。また、マイグレーションは単なるプログラムの置換と思われがちだが、システムの移行にはさまざまなノウハウが必要であり、実績のあるベンダに依頼することが大切だと強調しました。
また、今回の「関西デジタルイノベーション2019」では、ICTによるデジタル変革の中核技術(AIやIoT、ブロックチェーン)に加え、さまざまな領域で起きているテクノロジーによる変化を一望できると紹介されていることを踏まえ、当社のセッションの序盤では、昨年の9月以降注目度が上昇しているキーワード「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と「2025年の崖」を取り上げ、企業がDX推進を図る上で阻害要因となっている「レガシーシステム資産のブラックボックス化」は、モダナイゼーション手法から「棚卸、分析、診断」といった上流工程が「IT資産の見える化」に貢献できることを紹介しました。
このあと、本題である「VBアプリの移行手法」に移りVB6.0からのアップグレードの問題点を解説、実際に変換デモを見せながら、アップグレードウィザードで見つかったエラーは1つずつ潰していかねばならず、品質も生産性も著しく低下すること、さらにアップグレードウィザードでは出力されないエラーもあることなどを話しました。この分野で豊富な経験を持つシステムズがどういった手順でモダナイゼーションを実践しているのか、棚卸からアップグレードの問題点のパターン化、パターンごとの変換設計まで、当社の独自手法を紹介しました。さらに、変換パターンチェック、画面・帳票項目チェック、出力データコンペア、シナリオチェックの4つのテスト手法を紹介し、最後にVBモダナイゼーションの事例をいくつか取り上げて講演を終了しました。
セミナーに熱心に聴き入る参加者の姿が目立ち、終了後に当社の展示ブースを訪れて、担当者に熱心に質問をする光景も見られました。
セミナー終了後アンケートと引換にノベルティを進呈 | セミナー終了後のブースでの応対の様子 |
今回、参加できなかった方やVBモダナイゼーションに関心をお持ちの方は、当社が主催している定例マイグレーションセミナー(無料)にぜひご参加ください。
次回は7月中に今回と同様「VBモダナイゼーションのポイント」というテーマで開催いたします。
開催要項
名 称 |
デジタルイノベーション関西 2019 ~Cloud Days 2019 関西~ |
会 期 |
2019年5月30日(木)・31日(金) 10:30~17:30 |
会 場 |
グランフロント大阪 |
主 催 |
日経BP社(日経 xTECH) |
入場料 |
3,000円 (消費税込、事前登録者、招待券持参者は無料) |
同時開催 |
Security 2019 関西/ブロックチェーン WORLD 2019 関西/IoT Solution 2019 関西/ビジネスAI 2019 関西/働き方改革 2019 関西/デジタルものづくり 夏 2019 関西/インバウンド/観光ソリューション 2019 関西/セールス&マーケティング 2019 関西/リテールテック 2019 関西/フィールドサービス・ソリューション 2019 関西 |
公式サイト |
システムズセミナー概要
プログラムNo |
C-26K |
日時 |
5月31日(金) 16:00~16:40 |
会 場 |
K会場 |
演 題 |
Win7/Win2008サポート終了直前対策! 本セミナーでは、いよいよ8ヶ月後に迫った2020年1月の「Windows7/WindowsServer2008/R2サポート終了」をテーマに、継続利用面でリスクが増すVB6.0アプリ資産をVB.NETへ移行する「VBマイグレーション」を取上げ、変換デモと移行事例を交え適切な移行プロセスを紹介します。 システムズ 開発事業本部 |
■セミナーに関するお問い合わせ
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