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セミナーレポート
「Windows7 & Windows Server 2008サポート終了直前対策! VB マイグレーションセミナー&個別相談会」を開催〜 サポート終了までに行うべき VB アプリ資産診断と、今!VBマイグレーションでできること 〜11月15日(金)にシステムズは、東京・五反田の本社セミナールームにて「Windows7 & Windows Server 2008サポート終了直前対策! VB マイグレーションセミナー&個別相談会」と銘打ったセミナーと個別相談会を開催し、好評を博しました。 2020年1月という Windows 7 とWindows Server 2008 の延長サポートのデッドラインが目前に迫る中、レガシーシステム上で構築されたVBアプリシステムの移行問題に頭を抱える企業は少なくないでしょう。今回は2本のセッション後に無料の個別相談会も設け、「VB(Visual Basic)マイグレーション」を活用した具体的な問題解決手法について説明を行いました。 司会・進行を務めた 当社の中本周志 まず司会・進行役の当社事業推進室マーケティング・ディレクターの中本周志が登壇。当社がマイグレーション事業では約30年の実績を持ち、ソフトウェアやパッケージ開発、SI ベンダーのビジネスを50年続けていること、国内外合わせて18本の特許を有している技術集団であることを述べました。さらに「当社独自の豊富な資料を用意しているので、お持ち帰りいただきたい」と伝えたところで、第1部を担当する当社マイグレーション開発部マイグレーション開発1チーム・石川嘉士にマイクを渡しました。 第1セッションを担当した 当社の石川嘉士 「Windows7 & Windows Server 2008サポート終了直前! VBレガシー資産からの脱却は既存資産の可視化から〜サポート終了までに行うべきVBアプリ資産診断とは〜」が、この日の石川のセッション。 OSのサポート終了まで残り2カ月間となり手を打つべきだが、「マイグレーションを検討はしているものの、初めてで何から手をつけてよいかわからない」というお客様に対し、石川は「VB レガシー資産からの脱却はまず既存資産の可視化から」と提言。マイグレーションの実施に先立ち、現行資産の棚卸、解析、整理をした上でスリム化することを薦めました。 マイグレーションの予算は総ステップに応じて算出されます。しかし予め既存資産を分析・診断することで重複資産や不要資産が見えて来ます。石川は、こうした既存資産の棚卸を通して大幅なVBアプリシステムのスリム化と移行費用の削減、移行リスク低下が期待できるとしました。さらに既存バグや不足資産が明るみに出ることもあるため、システムの改善にも貢献できます。 石川は当社の「IT 総合診断サービス」を利用したアプリケーション解析の実例を、投影しながら紹介。可視化・スリム化はマイグレーションの副産物と言えるものですが、システムの保守を考える上で有効な手立てとなり得ます。仮に来年4月からの新年度予算でマイグレーションを実施する場合、それに先立って12月から資産分析、可視化、スリム化、テスト準備を行っておけば、4月からスムーズにマイグレーション実施につなげられると指摘しました。最新言語への変換に留まらないマイグレーションの魅力を確認したところで、次のセッションにつなげました。 第2セッションを担当した 当社の板倉利幸 第2部では、当社 ITソリューション事業本部ITソリューション営業企画部部長の板倉利幸が、「Windows7 & Windows Server 2008 サポート終了直前! 今!VB6.0アプリ資産マイグレーションでできること」と題し、実際の新旧比較テスト画面も映しながら解説を行いました。 冒頭、板倉は1995年から始まった当社のマイグレーション事業の歴史について触れ、マイグレーションは単なる置き換えではなく、独特の困難さがあるとしました。 VB6.0アプリ資産のVB.NETへの変換自体は、 Microsoftが提供しているアップグレードウィザードを利用することで容易に行えます。しかし VB6.0と VB.NET とでは開発言語仕様が大きく異なるため、特にサードパーティ製品のアップグレードにおいては新規にアプリケーションの開発が必要になるなど、大きな困難を伴います。 昨今は Oracle などの商用データベースを利用していた VB6.0アプリ資産を、 OSS やAmazon AWS などのオープンデータベースにマイグレーションする依頼が増加傾向にあります。これはデータベースのみならずアプリケーションの改修も伴うため、作業工程が煩雑となります。 さらに業務システムのマイグレーションでは数千から数万というエラーが発生する上、エラーレポートには出力されない隠れた不具合が露見します。これらのあるものは OS 自体の設定が原因であるなど、一筋縄ではいきません。 当社では問題解決の糸口を、既知の問題をパターン化する手法に求めています。変換パターンチェック、画面・帳票項目チェック、出力データコンペア、シナリオチェックという4つの比較検証テストによってテスト工数を大幅に削減し、効率を高めています。ここが専門企業ならではの強みと言えます。板倉は VB変換ツールのデモや変換仕様書など各種資料も披露。さらに移行後は、客先での受け入れテストの1部をお預かりして新旧テストで確認してから納品とするなど、きめ細かいケアをアピールするとともに、これまでの事例を紹介して締めました。 閉会後、熱を帯びた個別相談会がもたれ、秋晴れの下、充実したイベントとなりました。当社では、引き続き企業様のレガシーシステム刷新・再構築に貢献すべく、定期的にセミナーを開催する予定です。
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プログラム
14:00 | 受付開始 |
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14:30 | セミナー開会/オープニング(当日のセミナープログラム紹介) |
14:40〜15:10 | セッション1:VBマイグレーション/可視化・診断編 Windows7 & Windows Server 2008サポート終了直前! 本セミナーのテーマである「Windows7とWindows Server 2008」の延長サポート終了まで残りわずかとなりました。WindowsOSのバージョンアップや、既存のサーバとクライアント機器のリプレースで情報システム部門のご担当者様は多忙を極めておられます。さらに、既存のVBアプリ資産を、どのようにすべきかお悩みの方も多いことでしょう。 マイグレーション開発部 マイグレーション開発1チーム |
15:10〜16:00 | セッション2:VBマイグレーション/変換・移行編 Windows7 & Windows Server 2008 サポート終了直前! 2020年のWindows7とWindows Server 2008/R2のサポート終了が近づき、特にVisual Basic6.0(VB6.0)で開発されたアプリ資産の移行対策に関するお問い合わせがピークを迎えつつあります。サーバおよびクライアントOSのサポート終了で増大するセキュリティリスク、厳しい状況に追い込まれつつある開発と稼働環境、といったさまざまな課題が伴い、2020年1月以降にVB6.0アプリ資産をどうしていくのか? サポート終了まで2カ月となった今、VB6.0アプリ資産問題解決の糸口を、当社VBマイグレーションの取り組みから、独自のVB変換ツールのデモや変換仕様書等の各種資料も交えて分かりやすく解説します。 ITソリューション事業本部 ITソリューション営業企画部 |
16:15〜17:15 | 先着2社限定 |
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株式会社システムズ 開発事業本部 (システムズのホームページはこちら→)
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