AWS クラウド移行セミナー第2回
『テレワークの普及で表面化するオンプレミス業務システムの課題 アフターコロナ下で新たに取り組む AWS Cloud Endureによる「サーバ移行術」』を開催
システムズは、10月23日(金)に、Webセミナー『テレワークの普及で表面化するオンプレミス業務システムの課題 アフターコロナ下で新たに取り組む AWS Cloud Endureによる「サーバ移行術」』を開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの企業が「テレワーク」への移行を進めましたが、障害対策などでシステム担当者が出社するケースも、依然残っています。こうした物理的制約にとらわれない、「ウィズコロナ」、「アフターコロナ」対策も踏まえた、さらに進んだテレワーク環境の整備やIT基盤の構築が重要になってきています。前回の好評を受けて開催した今回のセミナーは、オンプレミス環境にある業務システムの課題と、課題解決に向けた選択肢としての社内サーバのクラウド移行の方法について、 AWSのサービス「CloudEndure Migration」による移行デモを交えて解説したものです。参加者の44%が自宅(テレワーク)からの参加となりました。
当社の黒沢 賢
最初に当社のITソリューション事業本部 ITソリューション開発一部 部長の黒沢 賢が登壇し、当社の特色や事業領域などを紹介したあと最初のセッションを開始しました。
「テレワークで表面化するオンプレミスの業務システム課題とサーバのクラウド移行」というテーマで講演した黒沢は、企業でのクラウドサービス利用拡大状況について解説し、クラウド利用の増加は単なるコスト面だけでなく、安定運用や可用性の高さなどの積極的な企業姿勢が要因となっていることを強調しました。また、急場しのぎの環境構築から、最適化された変化に強い環境の構築へ移行する時期にある、特に、これからの“アフターコロナ”時代では、フットワークを軽くし、BCP対策や在宅勤務環境への投資に注力していくことが求められる、と話しました。
また、誰でも安く簡単に実現できる「クラウドリフト」とノウハウが必要な「クラウドシフト」の違いについて触れた後、オンプレミスサーバー約50台のクラウド移行を検討した企業が、他のベンダーで、月額運用費が現行オンプレミスの3倍かかる見積を提示されたことから当社に相談してきた事例を紹介。移行性診断によるコスト最適化やクラウドにおけるサイジングの最適化などのポイントを解説し、最初のセッションを終了しました。
ここで、第2セッション「AWSによるオンプレミス サーバ環境のクラウド移行の紹介とCloudEndureデモ」の開始に先立ち、受講者にCloudEndureに対する認識についてアンケートを実施、「今回初めて聞いた」「名前は知っているが使ったことはない」で約4分の3を占めました。
デモを担当した当社の西田光彦
当社のITソリューション事業本部 ITソリューション開発一部の西田光彦が担当した第2セッションは、受講者の多くがCloudEndureについてほとんど知らないという状況を受け、基礎知識の解説からスタートしました。西田は、CloudEndureが、さまざまな種類のインフラからAWSにリフト&シフトソリューションを提供する「Migration」と災害対策インフラ費用を大幅に削減する「Disaster Recovery」の2つのサービスからなることを説明し、それぞれの利用料などについても触れました。
また、AWSへのサーバ移行を検討する場合の別のサービス「AWS Server Migration Service」との違いについて紹介、仮想サーバだけでなく物理的サーバからの移行にも対応した点、オンプレミスのレガシーシステムの安全でコストの安い移行を実現できる点などについても強調しました。
この後、CloudEndureの初期登録からサービス利用のためのIAMユーザ作成、エージェントのインストールから移行に至るまでの作業の流れを解説、その概要をデモ動画で紹介しました。
この後、再び黒沢が登壇し、「システムズが届ける3つの価値」を紹介し、本日のセッションを終了しました。
終了後はQ&Aを実施、ネットワーク関連、CloudEndureの機能、マルチクラウド構成などについての多くの質問に、黒沢と西田がそれぞれ回答させていただきました。
システムズでは、引き続き各種Webセミナーを実施予定です。また、10月28~30日に幕張メッセで開催される「第4回 AI・業務自動化展 秋」に出展、当社ブースでもAWS テレワークインテグレーションを紹介し、さまざまなお悩みや相談に対応させていただきます。展示会の詳細はこちら をご覧ください。
セミナー配信の様子 |