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セミナーレポート

Webセミナー「あなたの会社の古いシステム、なんとかしませんか?」を開催

~ DX推進を加速するために避けられないレガシー問題解決への道筋 ~

中小企業マーケットTOKYO 2022 システムズブース

システムズは、2月10日(木)に「あなたの会社の古いシステム、なんとかしませんか? ~ DX 推進を加速するために避けられないレガシー問題解決への道筋 ~」と題した Web セミナーを開催しました。

板倉利幸
当社の板倉利幸

最初に、当社のビジネスプロモーション部部長 マイグレーション エバンジェリストの板倉利幸から、今期53期目を迎えるシステムズの事業について紹介させていただきました。

コンサルティング領域から導入(マイグレーション、ビジネスアプリ開発、制御組込みアプリ開発など)、運用保守までの事業について簡単に触れたほか、25年に及ぶ実績を持つマイグレーション事業についても、「単にシステムを移行するだけでなく、現状の可視化から次期IT計画の立案、業務プロセスの改善、DB活用や保守業務改革など新たな価値の創造まで、ワンストップで支援していることを強調しました。

私たちの事業領域

セッション開始に先立って、司会・進行を務めた当社の白河なほみから本日の受講者に、社内のレガシーシステムの状況についてリアルタイムのアンケートをお願いしました。レガシー脱却済みとの回答はわずか6%で、「半分程度がレガシーシステム」、「ほとんどレガシーシステム」との回答が約半数を占める結果となりました。

セミナー写真

この後、板倉が再度登壇し、「DX推進を加速するために避けられないレガシー問題解決の道筋 ~古いシステムの整理・可視化・診断から始める Ready to DX~」という演題でセミナーをスタートしました。板倉は冒頭、「2018年に経済産業省からDXレポート公開されたが、DX実現に向けて流行りのシステムを導入するだけでは成果に繋がらない。まずはシステム刷新の全体的な進め方について考えていきたい」と前置きしました。

アンケート

ここで、リアルタイムアンケートを実施しました。DXレポートとレポート2を読んだことがあるかどうかの質問に対し、半数の受講者が「まだ読んでいない」と回答し、DXレポートのみ読んだとの回答がそれに続きました。

7割の企業がレガシーシステムがDXの足かせと感じている現状について触れた板倉は、「いかに技術的な負債を解消していくかが重要だ」と強調しました。では、どのように解消していくのか。DXレポートでは、既存システムの全体像の把握、既存システムのスリム化、今後のIT計画のロードマップ策定の3点がポイントとされていることを説明しました。また、それぞれについてシステムズではどのように対応しているかを、実際に用いている資料を見せながら解説しました。

セミナー写真

この後、テーマをアプリケーションの移行手法に転じ、マイクソフト製品のライフサイクルを紹介しながら、「サポート終了前の駆け込みの相談が多く、終了間近に慌てることのないよう対策してほしい」と要望しました。また、「使い続けていても問題ないだろうと判断して使い続けている企業が意外と多い。しかし、実際にセキュリティホールを突かれ、甚大な被害を受けた企業も多くある」と警鐘を鳴らしました。

続いて、問い合わせの多いVB6.0のアプリ移行について、VB6から.Net 2019へのアップグレードの例を図示しながら解説しました。また、アップグレードを進めるにあたって、VB6では使えていた関数がVB.NETでは使えなくなったためエラーとなり、それを手動で修正していく様子をデモで紹介しました。「デモではエラーが1カ所だったが、ケースによっては数千、数十万にも及ぶため、当社では機械的に修正する独自の変換ツールを用意している」と話しました。また、アップグレードウィザードやエラーワーニングレポートでは出ない隠れた不具合についても解説しました。

セミナー写真

この後、システムズのマイグレーションへのアプローチを概説、棚卸による可視化、スリム化から移行性検証、変換設計におけるパターン化などに触れました。また、品質確保のための新旧システムの比較検証試験などテスト手法についても説明しました。

セミナー画像

最後に、VB6.0の移行事例、クラウド移行のメリットに触れたあと、現状調査、現状の可視化、課題の抽出、次期IT計画立案からDX環境への移行までのReady to DXフェーズとDX実践フェーズについて改めて総括し、今回のセッションを終了しました。

セミナー画像

セミナー終了後には、質疑応答の時間を設けました。現場と経営側の温度差の問題からVB6.0の資産の移行、Webアプリ化まで、いくつもの質問が寄せられ、講師を務めた板倉が1つ1つに回答させていただきました。

当社では、企業の関心の高い話題をテーマにしたWebセミナーを定期的に開催しています。2月17日には、ショートセミナー「VB6.0は早めにVB.NETに移行しよう!」 ~既存VB6.0アプリの移行・延命の実施まで ~を開催します。

詳細と申し込みはこちらまで

セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子

セミナープログラム

14:45 入室開始
15:00
|
15:10
オープニング:主催者挨拶/セミナーレジュメ紹介/会社紹介
15:10
|
15:50

レガシー脱却 セッション

DX推進を加速するために避けられないレガシー問題解決の道筋
~ 古いシステムの整理・可視化・診断から始める Ready to DX ~

セミナー講師:板倉利幸

本セッションでは、DX推進の足かせと指摘されるレガシーシステム全般をデジタル化に向けてどうしていくか? といった問題を取り上げます。レガシーシステム問題の解決をマイグレーションで支援してきた専門家が、レガシーシステム刷新・再構築の多くの現場での経験に基づき、マイグレーションも含むデジタル化への道筋について、自社内にスキルや知識が十分でなくとも可能であることを最新の事例を交えてご紹介します。
・既存の古いシステムの現状を整理・分析、診断しITロードマップを策定
・ロードマップに従い段階的な既存システムの刷新や廃棄、新機能の構築、外部サービスの活用
・マイグレーションによる既存システム連携も選択肢

株式会社システムズ
ビジネスプロモーション部 部長
板倉 利幸

15:50
|
16:00
セッション終了/質疑応答/クロージング

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)