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セミナーレポート

システムズ、NHN テコラス 共同オンラインセミナー

「オンプレミスシステムのAWS移行とSaaS化の勘所」
を開催

システムズ、NHN テコラス 共同オンラインセミナー「ISVの開発担当者必見!オンプレミスシステムのAWS移行とSaaS化の勘所」

システムズは、6月8日(木)にNHN テコラス株式会社との共同オンラインセミナー「オンプレミスシステムのAWS移行とSaaS化の勘所」を開催しました。前半のセッションは、主催のNHN テコラス株式会社がSaaSへの移行を進める際に活用するべき「AWS SaaS Boost」を活用したエンジニアの負担軽減方法を、後半は当社が、レガシー環境で長年利用されてきたパッケージ製品のAWS移行方法などについて、それぞれ解説しました。

朴 必煥氏
NHN テコラス株式会社の朴 必煥氏

最初のセッションは、「SaaS化のための第一歩をAWS SaaS Boostとともに」という演題で、NHN テコラス株式会社 プロダクト推進チームの朴 必煥(パク ピルファン)氏が講演を行いました。

NHN テコラスの会社概要を紹介した朴氏は、まず、SaaSのトレンドについて解説、SaaSの影響力が年々大きくなり2022年にはクラウド市場全体の32.7%を占めるまでになったこと、また、企業がSaaS化のタイミングを検討する企業が多いこと、実施に慎重な企業も今は検討の早期化が進んでいることなどを指摘しました。

SaaS化を実施する担当者の心境

続いて、「早くSaaS化したいがノウハウも知識もない」などのSaaS化の課題を挙げ、同社の「AWS SaaS Boost」がその課題を解消し、早期化を実現できることを強調しました。AWS SaaS Boostは、AWSサービスではなくGithubで公開しているリファレンスの実装であり、実装済みのSaaS提供に必要な共通のコンポーネントを提供し、開発チームがコア部分に集中できることで開発期間の短縮を実現できる、といった概要や特長を紹介しました。

AWS SaaS Boostの特徴

この後、AWS SaaS Boost のセットアップの流れについて順を追って紹介し、同時にテナントやオンボーディングといったキーワードについても解説しました。

AWS SaaS Boostのセットアップのフロー

最後に、AWSマネージドサービスについて触れた後、同社のリセールサービスであるC-Chorusサービスについて説明しました。AWS利用料を8%割引するプランや、代行手数料無料や技術サポート、クラウド保険などが無料で標準提供される機能などを紹介して、前半のセッションを終了しました。

リセールサービス
板倉利幸
システムズの板倉利幸

後半のセッションは、当社のビジネスイノベーション本部 ビジネスプロモーション部 部長の板倉利幸が担当し、オンプレミスシステムのAWS移行におけるポイントと事例を紹介しました。

板倉はまず、拠点を東京・茨城・大阪に置き、海外にも中国やベトナムのパートナー企業を持つシステムズの事業について紹介、30年近くの実績を誇るマイグレーション事業を中核に、コンサルテーションから運用・保守まで、ITに関わる全般をトータルサポートしていることなどを説明しました。また、Partner Awardなども受賞しているAWS関連ビジネスへの取り組みについても触れました。

システムズのAWS関連ビジネスの取組み

本題に入り、まずはシステム刷新の進め方について解説しました。長年の追加・改修で肥大化・ブラックボックス化したシステムは、初期メンバーの異動や退職もあり、調査や刷新になかなか踏み込めないのか実情です。DXレポートではそうした既存システムを技術的負債と呼んでおり、これを解消することが急務となるが、同時に、これまでのノウハウが詰まった既存システムは大切な財産であり、それをいかに活用していくかが求められる、と話しました。

システム刷新の進め方

では、システム刷新をどのように進めていくべきか。板倉は、DXレポートでも言及している全体像の把握・整理、既存システムのスリム化、今後のIT計画の立案といったポイントを踏まえた全体的な進め方について紹介しました。また、当社の取り組みについて、資産・業務の棚卸、現行システムの可視化、実行計画の作成、システムのスリム化、システムの刷新といったフェーズごとに、実際に使っている資料を用いながら解説しました。

システム刷新の進め方

次のテーマ、「アプリ移行の最新動向」では、DBクラウド化やアプリのクラウド配置、アプリのWeb化が主流になってきている現状について触れました。また、メインフレームからのマイグレーション事例、Solarisからのマイグレーション事例、さらにはパッケージ移行事例として営業支援システムをOracleからAmazon Auroraに移行した事例も取り上げ、移行性検証から量産、お客様の作業までの流れを紹介しました。

パッケージ移行事例

最後に、レガシーIT人材が不足する昨今、レガシーITに関するナレッジやノウハウを共有・伝承するために当社が立ち上げたコミュニティ「レガシー侍」を紹介して、本日のセミナーを終了しました。

当社では、今後もITシステムに関する旬の話題をテーマにした無料Webセミナーを定期的に開催していきます。お気軽にご参加ください。

セミナー配信の様子   セミナー配信の様子
セミナー配信の様子

セミナープログラム

セミナー開始 10~15分前 Zoom 入室開始

16:00~16:30

オープニング:主催社ご挨拶
<NHN テコラス セッション>

SaaS化のための第一歩をAWS SaaS Boostとともに

製品のSaaS化はビジネスの拡大を加速する手段として検討されている方も多いのではないでしょうか。
ISVがSaaSへの移行を進めるにあたり、テナント管理やユーザー管理、オンボーディングやメトリクスなど、コントロールプレーンを構築する際に開発エンジニアには大きな負担が生じます。
そんなエンジニアに向けて既存のアプリケーションをSaaS製品化する際の手間を簡単に省くことができるAWS SaaS Boostについて、サービスの構造と使用方法も合わせてご紹介いたします。

講師
 NHN テコラス株式会社 プロダクト推進チーム
 朴 必煥(パク ピルファン) 様



16:30~16:55

<システムズ セッション>

オンプレミスシステムのAWS移行におけるポイントと事例

オンプレミスで動いているシステムをどのようにAWSに移行していくか。
WindowsServer2012のサポート期限切れが2023年10月と、目前に迫ってきましたが、そんな古い環境でしか動かないデスクトップアプリケーションのAWS移行や、パッケージベンダー様のパッケージ製品のAWS移行など、レガシーアプリ移行の流れと2023年版移行の最新動向について事例を交えて解説します。

講師
 株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 ビジネスプロモーション部
 部長 板倉 利幸(いたくら としゆき)

質疑応答/セミナークロージング

■出展に関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局(システムズのホームページはこちら→)
TEL 03-3493-0032(ダイヤルイン)
受付時間 9:00〜17:45(土・日・祝日を除く)
FAX 03-3493-2033(24時間受付)