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セミナーレポート

3社共催オンラインセミナー

「DX化を実現するクラウドマイグレーションとモダナイゼーション~AWSの導入から最適化までの実践的アプローチ~」を開催

AWS・システムズ・アジアクエスト3社共催オンラインセミナー「DX化を実現するクラウドマイグレーションとモダナイゼーション~ AWSの導入から最適化までの実践的アプローチ ~」

システムズは、5月28日(火)に、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社、アジアクエスト株式会社、株式会社システムズの3社共催によるWebセミナー「DX化を実現するクラウドマイグレーションとモダナイゼーション~AWSの導入から最適化までの実践的アプローチ~」を開催しました。

多くの企業がDXへの取り組みを進める中、既存システムやアプリケーションからWebサービスまで、「クラウド活用」は避けて通れないテーマになってきました。一方で、クラウドへの単純移行を阻むレガシーシステムのマイグレーションのハードルの高さや環境を最適化するためのモダナイゼーション、運用や改善を継続するための人材育成や内製化といった乗り越えるべき課題も多々あります。

マイグレーションによるレガシーシステム刷新に強みを持つシステムズは、「DX推進を阻むレガシー問題とその解決策」をテーマに、当社とパートナー企業の得意なソリューションとのコラボレーションによる共同セミナーを定期的に開催しています。今回のセミナーは、前述した3社の共催によるもので、これからクラウド活用を検討する、あるいは、すでにクラウド移行はしたものの上手く活用できていない、ビジネス価値を生み出すデジタル化を実現したいと感じている企業を対象に、クラウド導入から最適化、内製化に至るまでの過程で遭遇する課題や押さえておくべきポイントについて事例を交えながら紹介しました。

アマゾン ウェブ サービス ジャパンの関根佳祐氏

アマゾン ウェブ サービス ジャパンの関根佳祐氏

最初のセッションは、「AWSの概要と活用のメリット 移行/運用を最適化するためのフレームワーク」と題した講演で、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 パートナーアライアンス統括本部 パートナービジネス開発部の関根佳祐氏にご登壇いただきました。

冒頭、Amazonのミッションやビジネスモデルを紹介した関根氏は、AWSの概要、AWSの日本への投資と経済効果などについて触れ、“クラウドの真価とは価値創造に集中できること”だと話し、スモールスタート、スケーラビリティ、実装までのスピード感といったポイントを挙げ、オンプレミスとの比較も行いました。また、240を超えるクラウドサービスについては、マネージド型サービスの利用によるメリットを強調しました。このほか、高可用性を備えたインフラストラクチャ、包括的なセキュリティ機能とコンプライアンス認証の取得、AWSパートナーネットワークなどについても説明しました。

マネージド型サーニスの利用での価値創造に集中

続いて、AWSでの構築/運用におけるベストプラクティスに話題を転じ、10 年以上の経験、数多くのお客様と作りあげたクラウド設計・運用のベストプラクティス集「Well Architected Framework」について、運用上の優秀性、セキュリティ、信頼性などの6つの柱などに触れながら紹介しました。最後のテーマは「移行のためのフレームワーク ITX パッケージ」で、移行におけるクラウド活用のパターンを紹介、クラウドの価値をより享受するにはシステム特性に応じた移行パターンの組み合わせが重要だ、と話しました。このほか、クラウド移行への道のり、モダナイゼーションパスなどについて解説、クラウドネイティブ化はビジネス価値を加速する、と話してこのセッションを終了しました。

モダナイゼーションのパス

アジアクエストの小畠芳紀氏

アジアクエストの小畠芳紀氏

2番目のセッションは、アジアクエスト株式会社 事業推進本部 営業部 部長の小畠芳紀氏が登壇し、「クラウド活用とDX化における課題と解決策」というテーマで講演しました。最初に、DXの実現に必要な技術領域を一社で網羅し、技術・ビジネス・内製化支援まで対応するという同社の事業内容を紹介し、本題に入りました。

DXを取り巻く環境について解説した後、内製化とモダナイゼーションをキーワードに“クラウド活用の促進と最適化が重要”とした小畠氏は、内製化を推進する上での課題やポイントを挙げ、同社の提供する内製化支援サービスについて説明、企業の内製化支援の事例も紹介しました。

アジアクエストが提供する内製化支援サービス

続いて「クラウド最適化」について解説、推進するためのポイントとして“クラウド利用におけるベストプラクティスに則っているかのチェックが重要”だとし、同社が提供するクラウド最適化診断サービスについて説明、お客様事例も紹介しました。最後のテーマである“モダナイゼーション”では、同社は建設、自治体、防災、情シスといった業種向けのDXソリューションを提供していることを強調し、建設および防災DXの事例も紹介して、このセッションを終えました。

アジアクエストのモダナイゼーション実現

システムズの板倉利幸

システムズの板倉利幸

本日最後のセッションはシステムズが担当、「DX化で避けられない!レガシー脱却を伴うAWSクラウド移行のポイント」という演題で当社のビジネスプロモーション部部長 マイグレーションエバンジェリストの板倉利幸が講演を行いました。

最初にシステムの会社紹介と6つの事業領域、中でも30年の実績と技術的強みを持つマイグレーションについて触れた板倉は、クラウド移行が主流になっている現状に言及し、当社のAWS関連ビジネスへの取り組みを紹介しました。

システムズの会社紹介

続いて本題に入り、「レガシーIT脱却の進め方」について解説しました。「DXレポートでも技術的負債の解消による投資確保について記載されているが、技術的負債の解消イコール作り直しではなく、既存システムにはこれまでのノウハウが詰まっている。それを活かし、不要な機能を排除し、必要な機能は流用し、足りない機能を追加しながら課題を解消していくことが大切だ」と話しました。

レガシーIT脱却の進め方

このほかに重要なポイントとして、既存システムの全体像の把握、既存システムのスリム化、ロードマップの策定などを挙げ、具体的なステップを紹介、中でも、現状調査による業務やシステム、データの可視化が重要だと強調しました。また、実際の当社の取り組みについて、「現状調査」、「次期IT計画立案」、「システム刷新」のステップごとに、お客様とのやり取りで実際に使っている資料を見せながら解説しました。

レガシーIT脱却の進め方

後半は、アプリ移行の最新動向をテーマに解説し、まず当社への移行のご相談が多い製品を紹介、さらに、マイグレーション案件でもクラウド移行が主流となっており、DBのクラウド化、アプリのクラウド配置、アプリのWeb化などクラウド化が目立っていると話しました。

アプリケーション移行の最新動向

続いて、メインフレームからAWSへの移行、Solaris上で稼働するアプリのAWSへの移行といったマイグレーションの事例を紹介しました。最後に、まとめとして、DX実現に向けてのプロセスにおけるポイントを整理し、現状調査フェーズでは「IT総合診断」、計画立案では「経営判断支援」、移行フェーズでは「ITモダナイゼーション」、「クラウド活用」、DX実践フェーズでは「DX伴走支援」といったシステムズの支援体制やサービスについて紹介し、セッションを終了しました。

レガシーIT脱却の進め方

すべてのセッション終了後は、質疑応答の時間を設け、「自社に合ったAWSパートナー企業を見つけるコツ」、「オンプレミスシステムの移 行中のダウンタイムやサービス中断のリスクについて」など、さまざまな質問が寄せられ、講演者が対応させていただきました。最後に、6月20日・21日に幕張メッセで開催される「AWS SUMMIT JAPAN 2024」の告知がありました。本日講演を行ったシステムズ、アジアクエストもパートナーとして出展します。多くの皆様のご来場をお待ちしております。

AWS SUMMIT JAPAN 2024

セミナープログラム

12:50〜13:00 Zoom入室開始
13:00〜13:05 オープニング(主催社挨拶 等)
13:05〜14:30

共催3社によるセッション/質疑応答/閉会

セッション1 アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

-AWSの概要と活用のメリット-

・移行/運用を最適化するためのフレームワーク

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
パートナーアライアンス統括本部 パートナービジネス開発部
関根 佳祐 氏

セッション2 アジアクエスト株式会社

-クラウド活用とDX化における課題と解決策-

・内製化を推進するためのポイント
・クラウド導入後のベストプラクティスークラウド最適化
・現行システムに蓄積された情報資産を活用しながらシステム構造を変革-モダナイゼーション

アジアクエスト株式会社
事業推進本部 営業部 部長
小畠 芳紀 氏

セッション3 株式会社システムズ

-DX化で避けられない!レガシー脱却を伴うAWSクラウド移行のポイント-

・クラウドリフト&シフトの課題!単純移行ができないアプリ/DBを伴うクラウド移行プロセス
・AWSに簡単に移行できないレガシーOS・アプリ環境からの脱却
・AWS導入コスト最適化に向けた現状分析の重要性とは
・【2024年版】最新!オンプレミスレガシーからのクラウド移行事例

株式会社システムズ ビジネスプロモーション部 部長
マイグレーション エバンジェリスト
板倉 利幸

■セミナーに関するお問い合わせ
株式会社システムズ ビジネスイノベーション本部 セミナー事務局 (システムズのホームページはこちら→)
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