Adabas特有の機能については、どういう形で変換・移行されるのですか。
Adabasは、繰返し項目の設定を可能にしていますが、一般的なRDBは不可能、すなわち、ネストを許しません。そのため、移行にあたっては、該当する項目を別テーブルに分割することでこの問題を解決しています。ただし、繰返し項目の繰返し数が少ない場合は1つのテーブル内で実現することもあり、テーブル分析・検証結果に基づいて対応を判断しています。このほかにも、ハードウェア環境では、ディスクの使用量やパフォーマンス、RDB定義の面ではハイパーディスクリプタやサブディスクリプタ、サブ・スーパーフィールドなどの差異に留意して移行を進める必要があります。システムズのマイグレーションサービスは、こうした非互換問題やデータ移行の際の技術課題に対応した移行を行います。
Adabasを分散系/オープン系に移行した際、性能が落ちるというのは本当ですか。
以前はそういう話も聞かれましたが、ハードウェア性能の進歩やメモリ容量の増大、マイグレーション技術自体の進化などにより、問題点は解消され、そうした心配なく移行いただけます。
Naturalからの移行は難易度が高いと聞くのですが。
DBアプリケーションの非互換問題などの問題も考慮せねばなないNaturalマイグレーションには、信頼性が高く効率的な移行技術が求められます。システムズでは、長年のマイグレーションの現場で経験した異言語マイグレーションのノウハウをもとに、Naturalで開発されたプログラム資産も確実にオープンCOBOLへ移行します。
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